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「日日の観察者」

2020

ホテルアンテルーム京都ギャラリー9.5

Group Show"Observers of Everyday Life"HOTEL ANTEROOM KYOTO Gallery9.5,Kyoto, JP"

2020

Hotel Anteroom Kyoto Gallery9.5,Kyoto,JP

記録撮影:松見拓也

STATEMENT

展覧会の話を受けたのは、たしか4月初旬頃のことだ。参加の意向を即答したものの、本当に開催できるのか誰にも分からず時間だけが過ぎていく間、 展覧会のキーワードとして挙がっていた「日常」という言葉だけが重く響いた。

大きなことが起きたときに、小さなことやものに意識を没入することでバランスを取ろうとしてしまう私は、次々と流れる情報や、それに呼応するように日々変化していく様々なことの隙間で、対象を見つけては立ち止まり、ひたすらに眺めた。コップの中の氷、風に揺れるカーテン、暮れていく一日、景色、 季節、いつの間にか姿・形が変わっているように思いこんでいたものと意識的に呼吸を合わせることで、そこに流れる時間を確かめた。小さな確認をし続けることが、私にとっての「日常」という言葉の一部になった。

3つの作品は、小さな確認を続けた「日常」の記録の延長線上にある。どんな言葉を付け足せば、今の「日常」に辿りつけるだろう。

「取り戻す」という言葉は、もうしっくりこないけれど、「新しい」という言葉でもない。

なにか別の言葉を探している。

EACH WORKS

 

《別の言葉で(氷とコップ)》

2020

サイアノタイプ、写真原稿、太陽光

170mm×230mm、60枚

  In other words(ice and cup)   

 cyanotypes, photographs, sunlights 

《別の言葉で(カーテンと窓)》

2020

映像(7分12秒)  

 In other words(curtain and window) 

video   

7'12"

《別の言葉で(拾い物と影)》

葉っぱ、枝、凸レンズ、針金、モーター、コップ

サイズ可変

2020

In other words(picked up items and shadow)   

leaf, brach, convex lens, wire, motor, cup

dementions valuable

 

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グループ展「日日の観察者」"Observers of Everyday Life"

ホテルアンテルーム京都ギャラリー9.5

2020

記録映像・編集:松見拓也

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